扶養に入りながら看護師を続けるための3つの注意

ブランク明けの看護師転職を行う際に良く確認するのが「扶養の範囲内」でのパートやアルバイトの求人を探す看護師の方が多い傾向にあります。

税金の事になりますので、不慣れな方もいると思いますが、1つ1つ説明していきます。

 

1.旦那の扶養に入る条件は103万円?は本当?

良く、103万円以上稼ぐと扶養に入れない。といいますが、これは本当になります。ただ条件によって変わりますので、詳細を記入しておきます。

 

●扶養に入る計算について

年間103万円パート収入-65万円(給与所得者控除)=所得38万円

 

年間103万円と言うのは正確には間違いになり、年間所得が38万円以下ならば扶養に入ることができます。

 

例えば、障害または年齢が60歳以上の場合は、年間130万まで可能になりますし、障害かつ年齢が60歳以上の場合は180万円まで稼ぐことが出来たりします。しっかりと計算方法を確認しておくことが重要になります。

 

2.旦那の扶養に入るメリット

看護師の資格を持ちながら、パートを行って旦那様やご家族の扶養に入る方が多いです。ではなぜ旦那様の扶養に入るとメリットがあるのでしょうか。

 

メインで働いている人・・・夫(35歳・サラリーマン)

配偶者・・・妻(32歳・看護師)

で説明を行っていきます。

 

●夫の税金の優遇がある

夫の扶養に入ることで、以下の税金が安くなります。

 

所得税:

計算方式は年収によって変わりますが、税率がかかる金額が安くなります。

 

住民税:

この所得税の計算から控除というものをマイナスした額が、住民税の計算になる部分です。

 

●年収500万円の家庭の事例

では、年収500万円のご家庭を事例にみていきましょう。

(例)夫の年収が500万円の場合

 

5,000,000円(額面の年収)-1,540,000円(給与所得者控除)=3,460,000円(所得金額)

 

この所得金額とは、所得税の計算に影響が出る部分です。

 

控除とは:

その方に対して税金の優遇を受けれるマイナス部分です。

控除によっては住民税額の計算部分と、所得金額の計算部分とマイナスできるので、税金上得になります。

 

●夫が妻の扶養に入ることで何が変わるか。

夫が妻の扶養に入ることで配偶者控除、配偶者特別控除というものが受けることができます。

 

配偶者控除・・・33万円(70歳以上は38万円)

配偶者特別控除・・・38万円(所得税額が1,000万円以下の場合適用)

 

控除額を合わせると、上記の事例であれば、合計で71万円のになります。

市県民税と住民税合わせて約10%ですので、7万1,000円の税金が安くなったことになります。

 

●夫が健康保険・厚生年金に加入しているなら、加入できる。

看護師として妻が働いていた時があればわかりますが、健康保険や厚生年金に夫の分として加入することが可能になります。年収130万円を超えてしまうと、健康保険に加入できませんので注意が必要になります。

 

●保育料の方は注意!

子供を保育園に預けている方は要注意です。保育料は住民税の額によって変わってきます。もちろん多く住民税をはらっている方は保育料も高くなります。

・夫の扶養から抜けるということは、夫の住民税が上がります。

・夫の扶養から抜けるということは、妻の住民税が発生します。

夫の住民税の金額+妻の住民税の金額=保育料の金額決定額

に該当しますので、注意が必要になります。

 

良く共働きで子供がいる方は保育料が非常に高く、何のために働いているか、分からないという方も多いですね。そのため幼稚園に入れる方も多いです。

 

●公営住宅も注意

公営住宅は都道府県によって変わってくるので問い合わせてください。住民税額と所得税額によって決まるところが多いです。

 

3.看護師の資格を持ってパートを探す時の方法!

昔からそうかもしれませんが、病院内の看護師不足はいちじるしいものです。そのため、どの病院も求人が足りていない状態におちいっています。

そこで多くの人材派遣会社が看護師専用の求人サイトがあります。

 

パートなどの看護師求人を探すときには、看護師求人サイトの活用をおすすめします。

なぜならば、色々なメリットはありますが、一番は5万円~10万円の祝い金をもらえる場合がありますし、時給の交渉もしてくれるからです。

 

是非試しに利用してみてください。

 
コメント: 1
  • #1

    ゆう (日曜日, 26 1月 2014 23:45)

    勉強になります!
    税金は難しい